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遺品整理を行う前に知っておくべきこととは?

質問 祖父が亡くなり葬儀を終えたところです。
私はすでに結婚して職場がある東京で妻と子供の3人で暮らしていますが、祖父は亡くなるまで横浜の実家で両親と一緒に住んでいました。横浜の実家は元々祖父が建てた家で、祖父はかなりの多趣味で釣り道具やゴルフ用具の他にも、私にはよく価値は分かりませんが骨董品や絵画などもコレクションしていました。
父は5人兄弟で祖父の葬儀で久しぶりに兄弟5人が集まり、私も同席していたときに祖父の遺品の形見分けの話になりました。
その後父からは形見分けもしなければいけないけど、その後に遺品の処分しなければいけないからそのときは手伝ってくれと言われたのですが、形見分けを含めた遺品整理を行う前に知っておくべきことがあれば教えて欲しいです。
もちろん遺品整理を行うのははじめてなので、何から手をつけて良いか分からないし、形見分けなどを行うタイミングも認識していないので、その点も含めてよろしくお願いします。
yajirusi
A

相続人が多い場合は注意が必要です


一般的に預貯金や不動産などの財産は遺産であり、それ以外の日用品などを遺品と区別します。したがって、遺品整理の対象が財産以外であるなら大きなトラブルに発展する可能性は低いですが、今回は骨董品や絵画などの相続の対象になる資産価値のあるようなものがあることから注意しなければいけません。
資産価値のない遺品の形見分けをするなら、兄弟や親族などで話し合って形見分けをすれば良いですが、骨董品や絵画などは相続財産になることもあります。その場合は誰にそれらを受け取る権利があるかを明確にしたうえで、相続法に則って的確に相続しなければいけません。
遺言書がある場合は基本的にその内容に従い、法定相続人間で話し合って決めることになります。相続する割合については相続法に法定相続分という基準が定められていますが、話し合いがまとまればそれとは異なる割合で相続することも可能です。
注意が必要なのは遺品整理をはじめた後で遺言書が見つかった場合で、故人が法定相続人以外の第三者に遺贈を希望していた場合、勝手に遺品整理を進めてしまうと大きなトラブルに発展することもあります。
遺品整理を行う時期については特に決まりはありませんが、四十九日や百日法要などの遺族が集まりやすいタイミングで行うケースが多いです。
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