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Q

遺品整理は誰が行うのが正解なの?

質問 横浜市内にある実家の遺品整理を誰がするかでもめていて、長男である私がすべきということで勝手に話がまとまりました。
実家には他界した両親の遺品以外にも、私も含めた4人の兄弟が使用していた不用品もたくさんあって、当然それらを処分するにもお金がかかるので、いくら長男だからといってそれも自分が出さなければいけないの?という疑問と不満があります。
それでも、遺品整理業者に見積りを依頼して金額を確認するまでは、相続するお金の中から出せばよいと考えていました。しかし、業者側から出された見積書を見て、想像以上に高い金額に驚き、本当に自分一人で費用を負担しなければいけないの?という疑念が強くなり質問させていただきした。
遺品整理は誰が行い、その費用は誰が負担するのが正解なのでしょうか?
yajirusi
A

遺品整理は全ての相続人で行うのが正解です

親族などが亡くなり、遺品整理が必要になるのはよくあることです。
遺品が少なく費用がかからないなら問題ありませんが、そのようなケースはほとんどなく、特に一軒家に暮らしていた場合は家具や家電などの大型のごみや遺品や不用品もたくさんある場合が多いため、まとまった処分費用が発生することになります。
そこで、遺族が複数人いる場合は、誰が遺品整理を行う義務があるのか?ということが問題になりますが、その答えは、故人の持っていた権利と義務を承継する相続人であるということになります。
今回の場合、遺産の相続をご長男一人で相続するなら、遺品整理の負担はご長男一人で負うべきとなりますが、兄弟全員が相続人であるなら、かかる費用も含めて相続人全員で負担するのが正解です。
もちろん、相続人同士で話し合って皆が納得するなら誰が遺品整理を行い、費用を負担しても構いません。
ただし、遺品整理は相続財産の額を確定するのに必要な行為であるため、財産から負債を引く段階において遺品整理の費用も引いて相続財産を確定し、その後に相続財産のみで考えて遺産分割協議を行うことになります。
遺産分割協議においては、兄弟全員が均等に遺産を分けるなら全員が同じ金額を負担し、割合が変わるなら、その割合に従い遺品整理にかかる費用も負担するのが正しい方法と言えます。
ちなみに、遺品整理にかかる費用には業者に支払う代金以外にも、水道光熱費などいろいろな費用があるので、その点においても兄弟間できちんと話し合って決めましょう。
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